2022年6月下旬、私、広報の矢野は、HENNGEのエンジニア部門などが大分県別府市で行った「チームビルディング合宿」に同行する形で、ワーケーションをしてきました。
ワーケーションの様子や、体験してみて感じたメリット・デメリット、別府で交流を深めるエンジニアたちの姿をお届けします。
■ワーケーションは突然に
「別府でワーケーションしてみます?」
上司からそう提案があったのは、2022年5月のことでした。
社内のエンジニア部門と企画開発部門が、チームビルディングを目的に別府で合宿をするらしく、
同行して記事を書いてみては、とのこと。
HENNGEは社員の自主性を重んじており、出社もテレワークも強制していません。
私がオフィスに出勤するのは、最近だと週に1,2回ほど。
普段の職場(自宅のダイニングテーブル)を離れて、温泉地でのびのび働ける。。だと。。?
しかも、オフィスにいてもなかなか関わる機会がないエンジニアたちと交流できる。。?
断る理由がどこに!???(鼻息)
二つ返事で飛びつき、以下の目的で参加してみることにしました。
①ワーケーション体験記事を書く
②エンジニアたちと交流を深める
こうして、30人を超えるメンバーとの、4泊5日のワーケーションが決定しました。
■いざ、おんせん県へ
6月下旬の日曜日、羽田空港から空路で大分へ。
1時間40分のフライトで、大分空港に到着です。
さすが、源泉数、湧出量ともに「日本一のおんせん県」。空港では大きな風呂桶が出迎えてくれました。
初日は、市内を軽く観光。
同じ飛行機の便だったHENNGEメンバーたちと、コバルトブルー色の温泉「海地獄」へ。
しっかり足湯も楽しみ、早速日々の疲れが癒されます。
日本屈指の温泉地として知られる別府市は、
温泉でリラックスしながら仕事ができる街としてワーケーションを積極的に誘致しているそう。
実はこの取り組みにHENNGEも関わっており、
別府市とHENNGEは2020年、別府の観光産業の発展や起業支援などの推進に向け、
包括連携協定を結んでいます。
ワーケーションの候補地として別府市をPRする専用サイトも立ち上げており、
今回の合宿・ワーケーションはその縁で実現しました。
いったいどんな体験ができるのか。
湯けむりが立ち上る別府で、ワーケーションがスタートしました。
■海の見えるワーキングスペース
翌日の月曜日から、早速仕事が始まりました。
今回のために借りた別府市内のセンターで、エンジニアたちとPCに向かいます。
最初は慣れない環境に少しそわそわしたのですが、
朝風呂に入って頭がすっきりしていたことや、他のメンバーが働く姿に刺激を受けたこともあり、
次第に集中できるように。
何より、周りと距離が近いので気軽に質問や相談ができ、サクサク仕事が進みました。
東京にいるメンバーとのオンラインミーティングにも、難なく参加。
当たり前ですが、PCとネット回線があればいつも通りに仕事ができる環境は、
本当に素晴らしいと感じました。(クラウド万歳)
お昼は他のメンバーと一緒に、大分発祥のファミレス「ジョイフル」でコスパ最高ランチを楽しみ、
夜は別府の海の幸を堪能して、ぐっすり眠りにつきました。
■湯けむりの街で働く
翌日の火曜日も、ホテルの朝風呂に入ることから一日がスタート。
目覚めがすっきりする上、心なしかお肌も潤っている。。?気のせいか。。
この日はそのまま別府市内の温泉街・鉄輪(かんなわ)に移動。
あちこちで湯けむりが上がる街中の一角に立つ、
かつて湯治宿だった建物をリノベーションしたコワーキングスペースが、この日仕事をする場所です。
建物の中は時折心地よい風が吹き抜ける、どこか懐かしい雰囲気で
まるでおばあちゃんの家にいるような、ほっとした気持ちで仕事ができました。
普段テレワークのエンジニアたちも、
対面でのコミュニケーションで盛り上がっているよう。
お昼休みには温泉街一帯を散策し、市営の温泉(なんと無料!!)を発見。
温泉の噴気を利用した蒸気で野菜などを蒸し上げる、別府の郷土料理「地獄蒸し料理」作りにも挑戦しました。
その後も、「ワーク」と「バケーション」を目一杯楽しむ日々が続きました。
日本で初めて別府市内にできた専用競技場で、韓国発祥の「ドローンサッカー」に挑戦したり、
仕事終わりに別府の街を練り歩いたり。。。
5日間滞在したことで、週末に旅行で訪れるよりも深く別府を堪能できた気がします。
■ワーケーションを終えて
さて、4泊5日のワーケーションでの気づきはこちらです。
新しい環境に慣れるのに最初は時間がかかりましたが、
トータルで考えると、リフレッシュして仕事ができるという意味でメリットの方が圧倒的に多かったです。
オフィスではない場所で集まるという「非日常感」や「一体感」などは、
他のメンバーとの仕事やコミュニケーションを後押ししてくれると感じました。
■エンジニアたちのチームビルディング合宿
最後に、事前に立てた二つの目標のうちの一つ、
②エンジニアたちと交流を深める
について簡単にまとめます。
そもそも、エンジニア部門と企画開発部門の「チームビルディング合宿」は、
メンバー同士が対面で会う機会を設けるために行われました。
(私の滞在と日程が重ならなかったのですが、期間後半にはHENNGEの台湾オフィスのメンバーも合宿に参加しました。)
HENNGEは世界中からエンジニアを採用し続けていますが、
ここ数年、新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークが拡大。
新たなメンバーが入社しても、エンジニアは仕事柄自宅から働くケースが多く、
メンバー同士が対面で会う機会は非常に限られていました。
そこで、チーム内の関係を強めるために、みんなで集まる機会を作り、
国内出張の機会が少ないエンジニアたちに日本を知ってもらうのも兼ねて、
コロナ禍が落ち着きつつあった6月に行われたのが、今回の合宿でした。
合宿中は、これまでずっとオンラインで行われていた
エンジニア部門と企画開発部門の合同ミーティングが初めてリアル開催されたほか、
エンジニアが隣同士で仕事したり、ボードゲームを一緒に楽しんだりする姿が見られました。
実際、参加したメンバーからは
「ミーティングですら会ったことがないメンバーも数人いたが、直接会ってパーソナルな話もできた。みんなとてもいい人だった」
「同じ部署でもチームによって仕事内容は違うので、お互いの仕事を同じ空間で共有できたのは良かった」といった声が聞かれました。
■エンジニアたちと別府で過ごして
そして、私自身がエンジニアたちと交流を深められたか、について。
実は別府に来る前、対面でちゃんと話をしたことがあるメンバーはほぼいませんでした。。
ですが、連日仕事やお昼休み、定時後の時間を共有することで
最終日までにはほぼ全員のメンバーと話をすることができました。
最初は他部署のメンバーとどんな話をすればいいか不安でしたが、
話してみるとみんなとてもフレンドリーでした。
共通の趣味や好きな歌手、プライベートな話をしたり、
HENNGEの昔話を聞いたりするうちに、メンバーの知らなかった一面をどんどん知ることができ、
東京に帰る頃にはすっかり打ち解けていました。
何より嬉しかったのは、別府から帰京してオフィスに出勤した際、
これまでと比べ物にならないほど多くの知り合いができて、あちこちで気軽に会話できるようになったことです。
オフィスに行くのが前よりもっと楽しみになりましたし、仕事も進めやすくなりました。
もしまた他のメンバーと一緒にどこかで仕事をする機会があれば、ぜひ参加してみたいと思います!
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