ウィズコロナ、アフターコロナで情報システム部門がどうかわるのか?HENNGEのInternal IT部門(IIT)にお話を伺いました。
朝と夜のヨガが日課になりました。
健康的ですね… IITの業務内容に変化はありましたか?
実は特に大きな変化はないんです。以前からテレワーク体制は整備してましたので。
HENNGEが利用するサービスがほぼ全てクラウドですものね。
PCに関してももともと全員ノートPCだったので、自宅に持ち帰って仕事をしてもらっています。オフィスが完全フリーアドレス環境であったことが良かったのだと思います。
テレワークでVPNのキャパシティが足りなかったとニュースになってますが、HENNGEは大丈夫でしたか?
HENNGE Oneを利用してデバイス証明書とワンタイムパスワードでセキュアにSaaSへのダイレクトアクセス環境がありますからVPN問題には無縁でした。
コミュニケーションインフラがSlackに依存しているので、4月のSlackの障害では大きな問題になったのではないですか?
そうですね。実はISMS事務局でSlackに障害があった場合のBCP計画を作成していたところでした。本番がテストになってしまいましたが、社員が自主的にGoogle Meetで会話したりなど、比較的スムーズに対応できたと思います。今回は比較的短時間で復旧したので良かったですが、バックアップ体制がやはり必要だなと感じました。
固定電話がネックになって非常事態宣言下でも出社していた…というような話も取引先から伺ってますが。
以前からクラウドPBX(Dialpad)を全社に展開し、固定電話も撤廃していたので電話は大きな問題にはならなかったです。
テレワークが始まってから紙の経費精算も急にデジタルになりましたよね。
コロナを契機としてというより、以前からクラウド型の経費精算システムを準備していたので、その全社展開を早めたというだけです。
なるほど。社員から在宅環境で不満とか上がってないのですか?
数名、自宅にインターネット回線がないという反応はありました。
それは困りますね…
ちょうど会社から在宅勤務環境を整えるための特別金(20,000円)が全社員に支給されたので、それを利用してもらうことにしました。
特別金ありましたね!私はモニターの購入費用にあてました。
テレワーク中にお子さんにPCを壊された…というのが数件と、こんな時に限ってPC故障も数件報告がありました…これはどうしょうもないので、出社して修理や代替機を自宅に送るようにしました。
4月、5月と新しい社員も入社してますよね。
はい。新入社員のオンボーディングもフルリモートで実施しました。
IIT内のメンバーとのコミュニケーションは何か変わりましたか?
コミュニケーションロスが発生しがちなので、こまめにツール(Teams ,Zoom, Slackなど)を利用してコミュニケーションをとるようにしています。時間を決めて毎日会話するようなコミュニケーションも実施しています。
ウィズコロナ、アフターコロナで注目している技術とかありますか?
場所にとらわれないセキュリティ対策が今まで以上に加速してゆくと思うので、アクセス元だけで安全性を担保するのではなく、デバイス側での管理がより必要になってくると思います。IntuneやJamfなどのMDMや、CASBの導入を進めています。
CASBはSaaSの利用状況の可視化などのサービスですよね。私のPCにもテスト的にインストールされていたと思いますが…
はい、いろいろな人に協力していただいています。後は、EDRの導入も検討しています。また、良くも悪くも電子化が進めやすくなったので、経費精算以外にも電子化にシステム面で協力できるところはどんどん協力していきたいです。
今後の展望はいかがですか?
私たちの部門では「フレキシブルでクリエイティブなワーキングスタイルをシステムで支援したい」と考えているので、ウィズコロナ、アフターコロナで、1)そもそもオフィスに何が必要なのか?2)ひとりひとりに寄り添う最適なシステムは?などを他部門のメンバーを巻き込みながら検討してきたいと思います。
本日はありがとうございました!
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