HENNGE×改良湯 異色コラボイベントの背景

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HENNGEは2023年5月1日〜8日、渋谷の老舗銭湯サウナ「改良湯」で、期間限定イベント「へんげ湯 by HENNGE」を開催しました。「へんげ湯」とはどんなイベントで、IT企業と銭湯サウナが一体なぜ、どのような目的でコラボしたんでしょうか。
プロジェクトメンバーの3人(マーケティング部門の稲辺さんと桂田さん、広報の矢野)が、開催までの流れを振り返りました。


記事を読む時間がない方は、イベント開催までの様子をまとめた動画をぜひご覧ください!

稲辺さん桂田さんこんにちは!
「へんげ湯 by HENNGE」の開催、お疲れさまでした!ゴールデンウィーク期間中、改良湯さんをHENNGEカラーでジャックしたんですよね。

カラフルなお風呂桶
改良湯入り口に設置したのれん

お疲れさまでした!そうですね。改良湯さんの湯船の色や香りを毎日変えたほか、カラフルなのれんやお風呂桶、照明などを設置したのですが、7日間で約4000人にご来場いただき本当に嬉しいです!

改良湯の浴室
色とりどりの照明

脱衣所のロッカーには、HENNGEにまつわる色んなキャッチフレーズも貼って、まさに「HENNGE一色」でしたよね!

ロッカーに貼ったさまざまなキャッチフレーズ

他にも、HENNGEの採用Twitterアカウントをフォローしてくださったご来場者様には、スポーツドリンクをプレゼントするというキャンペーンもしたんですが、本当に多くの方が協力してくださいました。Twitterでもたくさん拡散されてありがたかったです!

そうそう、一見分かりにくいのですが、このイベントは採用ブランディングを目的に始まった企画なんですよね。

はい。HENNGEは今、特に営業とカスタマーサクセス部門の採用に力を入れていますが、まだまだ採用候補者の方からの認知度が低いのが課題です。
そこで「マーケティングと広報部門の若手を中心に、新しい発想を生かしながらまずはHENNGEの企業知名度を上げる施策をしよう」と、2022年の秋にプロジェクトチームが立ち上がったんですよね。

もう半年以上前ですか!そこから普段の業務と並行して毎週・毎月定例会議を開き、たくさんの紆余曲折があって今回のサウナコラボイベントにたどり着いたんですよね。

毎月開いた定例会議

初めの頃はキッチンカーやゴルフ場とのコラボ、交通広告など、サウナとは全然違う案が出ていましたよね!
稲辺さんは普段デジタルマーケティング担当、矢野さんは広報、僕はイベント企画担当で、3人とも採用ブランディングは初の試みだったので、本当に手探りで進めてきた感じでした。

当時は先が見えず大変でしたよね。。BtoBかつ無形商材を扱うHENNGEだからこそ、なかなか施策のアイディアが浮かばず難しかったです。
そんな中で、サウナとのコラボイベントを発案したのは稲辺さんでしたよね!

はい。施策を考える中で、この3人で友人たちに「休日の過ごし方」などのヒアリングをしたんですが、IT営業経験がある友人は「サウナに行く」との回答が多かったんです。
最近のサウナブームはもちろん、私たち自身もサウナー(サウナ愛好家)だったため、今回のコラボを思いつきました。

改良湯の浴室

中でも改良湯さんは若い世代に人気というだけでなく、HENNGEと同じ渋谷エリアにあり、大正時代からリニューアルを続けて営業しているという点でも、日々変化を続けるHENNGEと通じるところを感じたんですよね。

これまで社名や事業領域、社内公用語まで変えてきたHENNGEの「変化を大切にするカルチャー」をアピールするのにぴったりな企画だったと思います。
半年近く施策の内容を考えていたので、社内プレゼンを経て2023年2月にサウナイベントの実施が決まった時の感動は大きかったですよね。

当時を振り返る桂田さん

いつできるのか、本当にできるのか不安だったので、「やっと次に進める」と嬉しかったのを覚えています。
ただ、そこから5月のイベント開催まで、改良湯さんへの打診や装飾品のデザイン依頼、施工業者との契約や物品の発注、プレスリリース公開など怒涛の日々でしたよね。納期がある中で自分たちのイメージを形にするのが大変でした。

装飾品のデザイン作りも難しかったです。HENNGEらしいシンプルでスタイリッシュなデザインと、今回伝えたい内容をどうやって融合させるかが大変でした。
最終的にHENNGEのデザインチームの皆さんが作ってくださったカラフルなデザインは、SNSでも「お洒落な空間」「可愛い」と好評で、本当に感謝しかないです。

イベントを振り返る稲辺さん(右)と矢野

HENNGEの変化し続けるカルチャーと多様性を表したカラフルなデザイン、すてきでしたよね!
あと、今だから言える裏話ですが、お風呂桶に貼るシールが桶に対して少し大きすぎたとイベント数日前に気づき、手作業でシールを小さく切り直しましたよね(笑)
丸いシールだったので、きれいな円に切れるよう急遽コンビニでコンパスを買って、一枚一枚はさみでシールを切ったのは、リアルイベントならではの良い思い出です。

お風呂桶にお湯を入れてもシールが剥がれないよう、注意しながら手作業で貼り付けたのも懐かしいです(笑)

お風呂桶のシール貼り作業

色々なハプニングがあったからこそ、イベント初日の朝に設営を終えた際は「自分たちの企画が本当に形になったんだな」と胸が熱くなりましたし、イベントのご来場者様が装飾品の写真を撮ったりHENNGEを話題にされたりしている様子を見て、本当に嬉しかったです。
イベントを終えてみて、いかがですか?

「現場の大切さ」と「考え抜く大切さ」を学びました。
友人へのヒアリングからサウナのアイディアが生まれたように、頭で考えるだけではなく、現場の声を聞くことはマーケティングの真髄だと思いました。 あと、途中で二転三転しましたが、施策案を数カ月間考え抜いたからこそ、今回一定の結果を出せたかなと思います。

イベント初日にかけた男女湯ののれん

私はイベントを0から企画した経験がなかったので、マーケティングのお2人に助けてもらいながらプロセスを実践的に学べたのは良かったです。
あと、普段はメディアや情報システム部門の方向けの業務が多いですが、今回はターゲットと自分の属性が近かったので、「自分ならどんな装飾だと興味を持つか」「どんなアプローチだと行きたくなるか」を意識して進めるのが面白かったです。

普段はリード数など数値を目標にしていますが、今回のブランディング活動では目標設定から3人で決めていくのが新鮮でした。
イベント中、SNSでは企画について「斬新」「面白い」「エッジが効いている」などポジティブな意見が多くありました。きっといま話題のChat GPTに聞いても絶対に出てこない、自分たちが考えたからこそ生まれた、少し変わった企画ができたなと思います。

イベント初日のピンク色の湯船

本当にそうですよね!最後に、今後の抱負を聞かせてください。

今回の経験を踏まえ、今後も別のイベントをする際は、ユーザーさまに積極的に関わったり営業同行したりして、ユーザーさまの考えを知ることでインサイトを得て、より良いマーケティング活動に生かして行きたいと思いました。

一見全く事業内容とは関係ない趣味や熱中していることが、仕事に結びつくこともあるのだなと思いました。これもHENNGEならではの文化なのかもしれません。 これからも常にトレンドにアンテナを張って、色んな仕事に挑戦してみたいです。

若手でもアイディアが斬新でも、情熱を持って進めればGOサインを出してくれるHENNGEの良さを再認識する良い機会になりました。そんなHENNGEの良さをもっと多くの人に広めていきたいです。
今回は本当にお疲れさまでした!


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