HENNGEの自由と多様性を体現する開発エンジニアたち

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「テクノロジーの解放」で世の中を変えていくことをビジョンに掲げるHENNGEで、9つのHENNGE Wayを体現する優秀なエンジニアたち。
開発メンバーを中心にさまざまな部署から60人超が参加した広島合宿(2024年5月実施)にお邪魔して、さまざまなバックグラウンドの開発エンジニアたちがどのような業務をしているのか、またどんなPCや開発環境を利用して開発を行っているのか等について、話を聞いてきました。

Billy Ho さん ( Cloud Product Development Division )

Billy Ho さん ( Cloud Product Development Division )

Billyさんは、2021年1月入社の香港出身のエンジニア。
HENNGEが2013年から実施しているGIP(Global Internship Program)に応募して、学生時代にインターンを経験した後に入社しました。

学生時代からHENNGEに興味を持ったきっかけはなんでしたか?

学生時代、HENNGEがまだHDEという名前だった頃にGIP(Global Internship Program)を知り、応募しました。当時は、ほかの日本の会社とはちょっと違う雰囲気があると感じて、興味を持ったんです。

– 実際にインターンに参加してみていかがでしたか?

最初はCustomer Successの部署、その後Product Marketingの部署を経て、プロダクト開発の部署でCustomer Success向けの内部ツールについて学びました。インターン時代の経験が、今の仕事に活かされています。
インターン終了後、大学を卒業してHENNGEに入社しました。Covid-19の影響で日本への入国規制がかかり、なかなか入国が大変な時期でした。

HENNGEでの現在の業務内容を教えてください。

主に2つの業務を担当しています。

1つは、HENNGE Oneの内部デプロイメントツールの開発・運用です。インターン時代には、利用者側として研修を受けたプロジェクトです。そのため、開発する側になった今でも、利用者の声を活かした改善を常に意識しています。具体的には、デプロイメントにかかる時間を短縮したり、操作性を向上させたりするなど、さまざまな機能追加や改善を行っています。

2つ目は、標的型攻撃メール訓練サービス「Tadrill」の開発です。製品開発の責任者として、プロダクトマーケティングやUIデザインのチームと連携しながら、製品の機能や要件を形にしていく仕事です。ユーザーにとって使いやすいインターフェースや、効果的な訓練シナリオを設計し、各部門のチームと協力して実装しています。

開発にはどのようなプログラミング言語を使用していますか?

自分が担当しているプロダクトではPythonとGo言語を使用しています。Go言語は、比較的新しい言語ですが、社内でも利用実績があり新しいプロダクトで利用されています。

普段使っているPC環境について教えてください。

会社支給の14インチMacBook Proを使用しています。持ち運びが楽なので選びました。HENNGEでは、開発者はほとんどの人がMacを使っています。PCは、ディスクやCPUの優先順位に応じて自由に選択できます。ディスク容量を重視する人もいれば、CPU性能を重視する人もいるので、自分の業務内容に合ったものを選ぶことができます。

開発時のエディター(プログラムを書くためのアプリ)はどのようなものを使用していますか?

主にVisual Studio Code (VS Code)を使用しています。社内では、VS Code派とVim派に分かれているようです。Pythonを使うプロダクトでは、PyCharmも会社が用意してくれるので、利用している人もいます。

– HENNGE以外で、オープンソースやテクノロジーに関する活動をしていますか?

昨年のPyCon APACの運営ドキュメント翻訳に参加しました。
PyCon APACは、アジア太平洋地域のPythonユーザーが集まるカンファレンスです。運営がほぼ日本人だったので、日本語で書かれたドキュメントをGlobalの人たちにわかるように翻訳しました。

– HENNGEで働く魅力を教えてください。

HENNGEで働く魅力は、働き方に幅広い選択肢があることです。FlexHour制度や在宅勤務制度など、ライフスタイルに合わせて柔軟に働くことができます。朝早い時間から働く人もいれば、遅い時間から働く人もいます。また、育児や介護など、プライベートな事情に合わせて働き方を調整することも可能です。人生の段階に合わせて働き方を変えられるのは、とても良いと思います。

– HENNGEが改善すべき点はありますか?

現在のオフィスへのアクセスが少し不便だと感じています。もし複数の拠点があれば、通勤の柔軟性が増し、より快適になるかもしれませんね。


Vivian Hsieh さん ( Cloud Product Development Division )

Vivian Hsieh さん ( Cloud Product Development Division )

台湾出身、タイ育ちのVivian Hsiehさんは、HENNGEでFile DLPの専任開発者として活躍しています。 Go言語を使いこなし、Neovimを駆使して開発に邁進する彼女に、仕事、HENNGEの魅力について伺いました。

– HENNGEではどのような役割を担っていますか?

HENNGEに入社して11ヶ月、現在はFile DLPという新プロダクトの開発に専任で取り組んでいます。チーム開発ではありますが、File DLPに特化して開発に携わっているのは私だけです。責任も大きいですが、周囲の助けもあり、心強く開発を進めています。

– 開発にはどのような言語を使用していますか?

File DLPはGo言語で開発されています。HENNGEの他のプロダクトでもGoが使われているため、社内のエンジニアに質問しやすく、スムーズな開発を実現しています。

– 普段の業務環境について教えてください。

仕事では16インチのMacBook Proを使用しています。性能の高さに惹かれて選びましたが、持ち運びには少々重すぎるのが難点です。プライベートでは、MacとWindowsの両方を使っています。

– 開発にはどのようなエディターを使用していますか?

Neovimを愛用しています。初めてコードを書いた時に触れたのがVimで、そのカッコよさに惹かれて使い始めました。HENNGEではNeovimユーザーも多く、情報交換も活発です。

– Vimは使いこなすのが難しくありませんか?

最初は確かに難しかったのですが、今ではNeovimの方が便利に感じる場面が増えています。私の画面を見たら、きっとVS Codeと見分けがつかないと思いますよ。

– HENNGEに入社するきっかけは何だったのですか?

転職活動をしていた際、LinkedInにプロフィールを公開したところ、20社ほどからスカウトを受けました。その中で唯一惹かれたのがHENNGEでした。HENNGEのカルチャーやビジョンに共感し、入社を決意しました。

実際に働いてみて、HENNGEのどのような点が魅力ですか?

HENNGEに入社して、本当に素晴らしい環境だと感じています。開発とプロダクトチームの密接なコミュニケーション、技術に精通したCEO兼CTOの存在、バイリンガルのカルチャー、ハイブリッドな働き方など、魅力的な要素が満載です。特に、各チームが裁量権を持って自由に仕事を進められる点は、とても気に入っています。

– HENNGEが改善すべき点はありますか?

ハイブリッドな働き方において、出社派と在宅派の双方のニーズを満たす方法があれば、より良い環境になると思います。

– 仕事以外で、何かテクノロジー関連の活動をしていますか?

メカニカルキーボードが好きで、好きなパーツを組み合わせて自由にカスタマイズできるプロジェクト「Keyboard Part Picker」を運営しています。以前はPythonで開発していましたが、現在はGoで作り直しています。

キーボードへのこだわりは以前ほどではありませんが、今でもこだわりを持っています。キーボード以外にも、好きな色にこだわって、NeovimやVS Codeのテーマプロファイルも作成しています。

– 合宿には初めての参加ですか?

はい、今回が初めての合宿です。とても楽しみにしていました。実際に参加してみると、とても楽しいのですが、夜型なので早起きが大変です。


Liam Jarvis さん ( Cloud Product Development Division )

Liam Jarvis さん ( Cloud Product Development Division )

Secure Transferの開発を担当されている、カナダ出身のLiamさん。仕事、HENNGEの魅力について伺いました。

HENNGEには2年半ほど前にジョインし、現在はSecure Transferの開発と若いエンジニアのサポート、そしてHENNGE全体のセキュリティチームリーダーを務めています。

– どのようなプログラミング言語で開発されていますか?

バックエンドはPythonとGo、フロントエンドはReact (JavaScript)を使用しています。私はバックエンドを担当しており、チーム全体で連携しながら開発を進めています。

– 最近、Secure Transferはアップロードできるファイル数とファイルサイズについての機能が強化されましたね。どのような経緯で機能強化されたのでしょうか?

お客様から多くの要望をいただいたことがきっかけです。実際に開発してみて、お客様に喜んでいただけた時はとても嬉しいです。

– 今回の機能強化にあたり、技術的な課題はありましたか?

技術的な部分よりも、コストやサーバー側の負荷といった見えない部分の検討が重要でした。また、HENNGE One標準プランユーザーへの機能強化として提供にするのか、上位プランのみ提供とするのかといったビジネスサイドでの検討も必要でした。

– 普段お使いの機材について教えてください。

MacBook Proを使用しています。サイズは大きい方ですが、コンパイル速度が速く安定しているので気に入っています。

– チームで利用されているサービスはどのようなものがありますか?

全体ではGitHubとAWS、バックエンドではKubernetes、その他にはAmazon ECS (Docker)などを利用しています。

– HENNGEの開発部門の文化について教えてください。

自由に開発できる環境が特徴です。常に議論を重ね、最適な技術を選定しています。また、ブログや社内での発表などを通して、積極的に情報共有を行っています。

– HENNGEに入社したきっかけは何ですか?

HENNGEのエンジニアブログや会社のブログから伝わってくる雰囲気が気に入り、応募しました。

– 実際に働いてみて、入社前の印象と比べていかがですか?

入社前の印象よりも、さらに良い会社だと感じています。同僚は良い人ばかりで、英語でのコミュニケーションも容易です。社風も活発で、社員同士が議論を重ね、チームワークを大切にして、会社を愛しています。開発と他部署の連携もスムーズで、意見交換も活発に行われています。

– HENNGEの社風で特に魅力を感じていることはありますか?

活発な部活動とオープンな情報共有です。部活動は強制ではなく、誰でも参加自由です。また、毎週レポートが共有されるので、普段は参加していない部活動の活動内容を知ることができます。

– オープンソース活動にも取り組んでいるとのことですね。

はい、仕事で利用しているコードへのコミットを行っています。HENNGEの20%ルールを活用し、機能追加やプルリクエストなどをしています。

HENNGEに入社する前はオープンソース活動に参加したことはありませんでしたが、HENNGEはオープンソースへの積極的な姿勢が素晴らしいと思います。

– HENNGEをより良い会社にするために、改善点があれば教えてください。

現時点では特にありません。常に改善に向けて動き出している会社ですし、新しいことに挑戦する姿勢も素晴らしいと思います。

– HENNGEでは、定期的に合宿が行われています。前回は青森で、今回は広島で開催されましたが、どちらの方が好みですか?

個人としては北(青森)の方が好きです。町が小さいので、町で歩いていると、みんながすぐに見えるんです。4人でご飯を食べに行った後に、歩いているだけで、他のグループに出会って一緒に別の店に行こうかとなったのが、楽しかったし好きでした。

– 広島での合宿で印象に残っていることはありますか?

サウナに行った後に、別のメンバーのグループと偶然同じ焼肉店にいたことがありました。広島は広いので会わないと思っていたのに、同じ店にいたのが驚きでした。


SauYee Chan さん ( Cloud Product Development Division )

SauYee Chan さん ( Cloud Product Development Division )

HENNGE Access ControlのSingle Sign On部分のバックエンドエンジニアとして活躍されているとのことですが、経歴について教えていただけますでしょうか。

香港出身で、大学時代から日本に住んでいます。卒業後は外資系企業で勤務し、その後HENNGEに入社しました。

– HENNGEに入社する前は、どのようなお仕事をされていたのですか?

前職では、自社内でプロダクト開発を行っていたのですが、開発チームは別の国に所在していました。そのため、時差の関係で開発チームとのコミュニケーションがうまく取れず、それが転職活動のきっかけとなりました。

– HENNGEを選んだ理由は、どのようなところでしたか?

HENNGEを選んだ理由は、大きく3つあります。

1つ目は、「日本に拠点がある会社」であることです。海外から引っ越してきていたので、やはり日本に拠点がある会社で働きたいと思っていました。

2つ目は、「日本国内勤務」であることです。せっかく日本に住んでいるので、日本国内で働きたいと思っていました。

3つ目は、「日本国内でプロダクト開発をしている」ことです。私はプロダクト開発が好きなので、日本国内でプロダクト開発をしている会社で働きたいと思っていました。

– 確かに、HENNGEはこれらの条件をすべて満たしていますね。

はい。そして、もう1つHENNGEを選んだ理由があります。それは、「ダイバーシティを推進している会社」であることです。HENNGEは、多様な価値観を持つ人々が活躍できる環境づくりに力を入れている会社だと思います。

– HENNGEではどのようなお仕事をされていますか?

HENNGE Access ControlのSingle Sign On部分のバックエンド開発を担当しています。具体的には、チームリーダーからの指示を受け、タスクを割り振ったり、開発を行ったりしています。

– 使用するプログラミング言語はどのようなものですか?

Single Sign Onのチームでは主にPythonを使用していますが、最近一部Rustも導入し始めています。

– HENNGEでの仕事は、いかがですか?

とてもやりがいがあります。役職者の方々も気さくで話しやすく、提案にも耳を傾けてくれるオープンな雰囲気です。前職の大企業とは対照的に、役員との距離も近く、風通しの良い環境で働けています。

– HENNGEの社風は、SauYeeさんにとってどのような魅力がありますか?

HENNGEの社風で、私が特に魅力を感じているのは、2つあります。

1つ目は、「なんでも提案しやすい雰囲気」があることです。HENNGEでは、役職に関係なく、誰でも気軽に意見を言うことができます。実際に、私の提案が採用されたこともあります。

2つ目は、「裁量権が大きい」ことです。HENNGEでは、自分の裁量で仕事を進めることができます。そのため、責任感とやりがいを感じることができます。

– 仕事以外で、何かテクノロジー関連の活動をしていますか?

昨年は、PyConの大きなカンファレンスが日本で行われましたので、そこで登壇しました。今年は、他国開催のPyConで登壇したいと考えています。

そして、PyCon JPのボランティアとして、登壇者を決める書類(CfP)の査読を行っています。これは、登壇希望者から提出された書類を審査し、登壇者にふさわしい人を決めるという重要な役割です。

多くの書類を審査するのは大変な作業ではないですか?

大変な作業ですが、非常にやりがいのある活動です。様々なテーマの書類を審査することで、最新の技術やトレンドを知ることができます。

昨年の青森合宿と比較して今回の合宿はどうですか?

規模の大きさに驚きました。メンバーも増え、会議も多くなり、以前とは全く違う雰囲気でした。また、青森と比べて広島の方が都会的だったことも印象に残っています。


この記事を通して、HENNGEのエンジニアたちがどのような環境で働いているのか、どのようなことに挑戦しているのか少しでも知っていただければうれしいです。

HENNGEでは、多様なバックグラウンドを持つエンジニアたちが活躍できる環境を整備し、「テクノロジーの解放」を推進しています。

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