HENNGE株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小椋 一宏)は、クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」の1機能で、メールでの安全なファイル送信を実現する脱PPAP(※1)ソリューション「HENNGE Secure Download」の利用が、提供開始から約2年で35万社(※2)を超えたことを発表します。また、HENNGE Oneユーザー様が送った添付ファイルのあるメールのうち、PPAPで送ったメールはこの2年間で約4割減少していることが分かり、国内企業でPPAP廃止の動きが一層進んでいる現状が明らかになりました。
■35万社突破について
PPAPは、メールでパスワード付きのZIPファイルとパスワードを別送する手法として国内で広く普及していましたが、近年は安全性と利便性が不十分だとして、多くの企業で代替手段に移行する「脱PPAP」の動きが広がっています。
HENNGEは2021年10月、クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」の1機能として、脱PPAPソリューション「HENNGE Secure Download」の提供を開始しました。「HENNGE Secure Download」はシンプルな操作性と高い安全性が評価され、上場企業をはじめ幅広い業種の企業や自治体で導入が進み、2023年1月には利用企業20万社を超えました(※3)。そしてこの度、提供開始から約2年で利用企業が35万社を突破しました。
■企業の脱PPAP状況について
HENNGEでは企業の脱PPAP状況を把握するため、「HENNGE Secure Download」の提供直後(2021年10月)と、提供開始2年後(2023年10月)で、HENNGE Oneユーザー様が1週間に送った、添付ファイルのあるメールの送信手段の変化を調査しました(※4)。その結果、1週間にPPAPで送られたメールの通数は2年間で約4割減少した(321万通->196万通)ことが明らかになりました。
また、HENNGE Oneユーザー様が送った、添付ファイルのあるメールの送信手段を1週間ごとに集計した結果、2023年10月には、1日(日)〜7日(土)の1週間に「HENNGE Secure Download」で送られたメールの通数が201万通となり、同期間中にPPAPで送られたメールの通数(196万通)を初めて上回ったことも明らかになりました。(※5)
このことからも、国内企業では添付ファイル送信の安全性と利便性の両立を求めて脱PPAPの機運が一層高まり、代替手段として「HENNGE Secure Download」のようなダウンロードサービスへの移行が進んでいることが明らかになりました。
HENNGEでは今後も「HENNGE Secure Download」や「HENNGE One」の普及を通じて安全なファイル転送を支え、企業の利便性と安全性の向上を支援してまいります。
※1. PPAPとは、パスワード付きのzipファイルをメールに添付して送付し、同じ経路でパスワードを送るメール送信手法。最近では安全性と利便性が疑問視され、多くの企業で脱PPAPの動きが進んでいます。P(Password付きZIP暗号化ファイルを送ります)P(Passwordを送ります)A(暗号化)P(プロトコル=手順)の略。
※2. HENNGE Secure Download経由で添付ファイルを受け取った受信者が、ファイルダウンロード時に本人認証を行ったメールアドレスのドメイン数のうち、著名フリーメールサービス/ISP等のドメインを除いたユニークドメイン数にもとづく当社による推定値(累計)。なお、本プレスリリーストップのグラフは、著名フリーメールサービス/ISP等のドメインを含む数値で作成。
※3. 「『PPAP』代替手段に、52%の企業が添付ファイルダウンロードサービスを導入〜『HENNGE One』の脱PPAP機能 利用企業が20万社突破〜」https://hennge.com/jp/info/press/20230227_ppap.html
※4. HENNGE Oneユーザー様が送ったファイル添付のあるメールを母集団として、週ごとのデータを当社が独自に集計。「HENNGE Oneユーザー様がPPAPで送った、添付ファイルのあるメールの通数」のグラフでは、2021年10月3日(日)〜9日(土)と2023年10月1日(日)〜7日(土)のデータを抽出して比較。
※5. 「HENNGE Oneユーザー様が送った、添付ファイルのあるメールの送信手段」のグラフでは、長期休暇などによる極端なメール通数の増減は省略しています。
■HENNGE Secure Downloadについて
HENNGEが2021年10月にリリースした、クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」の脱PPAP機能です。送信者はこれまで通りファイルをメールに添付して送るだけで、ファイルが自動的にクラウドストレージにアップロードされ、受信者には本文と、ダウンロードURLが記載されたPDFが届きます。受信者が自身のメールアドレスの認証をリクエストすると、認証コードが別経路で送信されます。受信者ごとにダウンロードURLを発行するため、受信者だけが認証を行い、ファイルをダウンロードできます。また、万が一誤ったファイルを添付しても、送信後にURLの無効化ができます。
PPAP対策/代替案詳細ページ
<HENNGE Secure Downloadの概要>
■HENNGE Oneについて
働く環境の「安全性」と「利便性」の両面を支えるクラウドセキュリティサービスです。主に2つの機能で構成しており、「IdP Edition」は、Microsoft 365、Google Workspace、Boxなど、複数のクラウドサービスのID/パスワード統合と、アクセス制御による不正アクセス対策を実現します。「E-Mail Security Edition」は、脱PPAP対応策、標的型攻撃対策、メール誤送信/監査対応など、幅広いメールセキュリティ機能を搭載しています。様々な機能で企業のクラウドサービス活用を応援し、企業理念である「テクノロジーの解放」を続けています。
URL: https://hennge.com/jp/service/one/
■HENNGE株式会社について
1996年11月に設立。「テクノロジーの解放で世の中を変えていく」を理念に、テクノロジーと現実の間のギャップを埋める独自のサービスを開発・販売しているSaaS企業です。複数のクラウドサービスのID/パスワードを統合管理するクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」や、クラウド型メール配信サービス「Customers Mail Cloud」を提供しています。2019年10月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。2022年4月、東証グロース市場に移行。
社名の「HENNGE(へんげ)」は「変化(HENNKA)」と「チャレンジ(CHALLENGE)」を組み合わせ、あらゆる変化に挑むとの決意を表しています。
会社名:HENNGE株式会社
証券コード:4475
所在地:東京都渋谷区南平台町16番28号 Daiwa渋谷スクエア
代表者:代表取締役社長 小椋 一宏
URL: https://hennge.com/
<本リリースに関するお問い合わせ先>
HENNGE株式会社
Corporate Communication Division
TEL:03-6415-3660
E-mail:info@hennge.com 担当:矢野
*本プレスリリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、当社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。