現在、多くのインターネットサービスでは、パスワード及びIDによる本人認証方式が採用されています。しかし、年々勢いを増しているサイバー攻撃のため、パスワード/ID自体の漏洩はもはや避けられないものとして対応する必要が出てきました。
どんなに複雑なパスワードでも漏洩のリスクがある現在、パスワード/IDのみに頼らず、複数の要素で認証することが求められています。
本書では、パスワードに代わる新しい認証方法として推奨されている多要素認証(MFA)と、それを構成する3つのファクターについて解説します。