ハロウィンイベントで変わる

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2021年10月末、 HENNGEは恒例のハロウィンイベントを渋谷オフィスで行いました。
例年はオフィスでパーティーをしていましたが、 今年はコロナウイルス感染防止のため、 オンラインで仮装コンテストを開催。
今年入社した私、 広報 ・ 矢野が実際に参加し、 感じたことをまとめてみました。


「アットホームな職場」
突然ですが、 この言葉にどんなイメージを抱きますか?
ネットで検索すると、 「地雷」 「苦手」 「馴染めない」 ・・・。 こんな関連キーワードが並びます。

私も同じく、 この言葉にマイナスな印象を持っていました。
HENNGEに入社して数カ月。 私にとって初めての社内イベントとなった仮装コンテストは、 この 「アットホームな職場」 という言葉に持っていたマイナスイメージを、大きく 「変化」 させてくれました。

■豪華景品に釣られて

10月下旬。 HENNGEの全メンバーが参加しているslackの#officialチャネルに、 ある案内が投稿されました。

「バーチャルハロウィンコスチュームコンテスト」
「あなたが写っているZoomのスクリーンショットを、 タイトル付きで投稿してください。 皆さんの投票により、 3名の受賞者を決定します」

呼びかけたのは、 社内コミュニケーションの向上や社内イベント開催に取り組む部署 「Internal Relations and Communication Section (IRC) 」 のMiguelさん。

「会社で公式のハロウィンイベントを開くってすごいなあ」 「IRCってどんな部署なんだろう」 。 そんなことを考えながら投稿を読んでいた私の目に飛び込んできたのは、

「2位の賞品 : AirPods Pro」 の文字。

社内で多くの人が使っているAirPodsに密かに憧れを抱いていた私は、
「AirPodsめっちゃ欲しい!!」 「広報として、 社内イベントやIRCの活動を取材しなければ」
と、 その場で参加を決意。
(ちなみに1位の賞品 「リングフィット」 は、 ダイエット目的ですでに購入済みでした。 ※もう数カ月使っていません)

参加が決まれば、 次は仮装のテーマ決めです。
せっかくなので社内の誰もが知っているキャラクターにしようと思いついたのが、 先日HENNGEのコロナ対応を取材した際に取り上げた、 社内でお馴染みのキャラクター 「着物ガイ」 (忍者バージョン) でした。

(こっそり宣伝) このキャラクターは、 社長の小椋さんをイメージして社内のデザインチームが作りました。 HENNGEではワクチンを2回接種したメンバーに、 記念としてこのステッカーを贈っています。

早速100円ショップに走り、 布とフェルトを購入。 布は半分に切って頭と口元に巻き、 フェルトも首元を切って頭から被れば衣装に早変わり。 5分ほどで忍者が完成しました。
ステッカーのデータをZoomの背景に入れて撮影し、 ドキドキしながらGoogleフォームで応募しました。

テーマは 「ワクチン3回接種でもらえるステッカー」

■忍者、 AirPodsゲットなるか

応募が済んでからは、 憧れのAirPodsを着けてドヤ顔でミーティングする自身の姿を夢見ながら、 祈る毎日。
その間、 じわじわと増えるライバル (応募者) 。
そして数日後、 ついに応募作品が全て公開され、 社内メンバーによる投票が始まりました。

寄せられたのは、 21作品。
「千と千尋の神隠し」 のカオナシがテレワークする様子をリアルに表現した作品や、 大ヒット韓国ドラマ 「イカゲーム」 の一場面を再現したもの、 「ヴァーチャル ・ インサニティ」 を歌うジャミロクワイになりきった作品 (ぜひ動画で見たかった!) など、 趣向を凝らした写真ばかり。
ハロウィンらしいホラー感たっぷりのものや、 お子さんと写った微笑ましい写真もありました。

他の応募作品のクオリティの高さに正直圧倒される一方、 普段仕事で接する時にはあまり見ることのないメンバーの意外なセンスやお茶目な一面を知ることができ、 1人でにやにやしながら投票しました。

そして2021年11月2日。 待ちに待った結果発表の日。
「スッコココ」 。 slackの通知音が聞こえ、 #officialチャネルを開くと ・・・。

ドドドドドドドドドド (心のドラムロール)

結果は、

AirPodsはおろか、 入賞にかすりもしませんでした!!!

僅かな恥じらいで、 思い切りが足りなかったのが敗因でしょうか。
笑いの要素も入れたほうが良かったですかね。
こっそり自己投票までしたのが恥ずかしい ・・・。

言い訳はたくさん出てくるのですが、 ここは広報としてさっと切り替え、 見事入賞した3人の作品をご紹介しようと思います。

まず、 3位には、 Cloud Product Development DivisionのJeanieさんの作品が選ばれました。
タイトルは 「 Amabie says ‘Avoid the 3Cs!’」 (アマビエが 「三密を避けよう!」 と言っている)

これまでさまざまなアマビエを見てきましたが、 こんなにリアルなのは初めてかもしれません。 夢に出てきそうです。
Jeanieさんには、 ディナーや乗馬など2人分の体験ギフトが贈られます。

Jeanieさんのコメント
「入賞できてとても嬉しいです! みんなが衣装に力を入れるだけでなく、 さまざまな方法でコンテストにアプローチしているのを見れて、 とても良かったです。 テーマのアマビエは、 ここ数年のコロナによる苦労と、 ハロウィンにちなんだ日本の文化 ・ 妖怪を結びつけられると思い選びました」

そして2位を獲得したのは、 Corporate Communication DivisionのYejinさんです。
タイトルは、 「A person who pretends to listen while secretly playing on her phone」 (Zoomで聞いてるふりしながら携帯いじってる人)

最近流行りの 「地味ハロウィン」 ですね。 眼鏡に映るスマホの画面が、 じわじわ笑えます。
Yejinさんには、 AirPods Proが贈られます。

Yejinさんのコメント
「優勝できるとは全く思っていませんでした (笑) 他のアイデアがどれも素晴らしくクリエイティブだったので、 自分への投票すらしませんでした。 長い間メンバーとはオフィスで顔を合わせていなかったので、 元気にしているか気になっていました 🙂 今回のイベントではみんな、 最後に直接会ったときと変わらず元気で明るい表情だったので嬉しかったです」



そして、 栄えある1位に輝いたのは、 People DivisionのJazmanさんです。
タイトルは 「Pikotaro forgot his passwords」 (パスワードを忘れたピコ太郎)

白石麻衣さんが出演するHENNGEのCMと、 PPAPで有名なピコ太郎、 ファイル共有手段 「PPAP」 問題のソリューションでもあるHENNGEの製品 「HENNGE One」 を掛けた、 とてもおもしろい作品です。
Jazmanさんには、Nintendo SwitchとRing Fitが贈られます。

Jazmanさんのコメント
「正直優勝できると思っていませんでしたが、 参加して本当に良かったです。 写真では、 CMに出てくる白石麻衣さんのように、 パスワードを忘れるピコ太郎に仮装しました。 「HENNGE One」 が解決する 「PPAP問題」 から連想して、 ペンパイナッポーアッポーペン (PPAP) の歌で有名なピコ太郎を選びました (笑)
2018年に入社してから、 このような楽しいコンテストに参加するのは初めてでしたが、 クリエイティブな投稿をする他のメンバーのおもしろい一面を見ることができて、 とても新鮮で楽しかったです」


(後日談) 実はJazmanさんが元々持っていたAirPods Proと、 Yejinさんが元々持っていたNintendo Switchがどちらも最近壊れたらしく、 2人は賞品を交換することにしたそうです (笑)

■オープンな文化、 協力的なメンバー

そもそも、 イベントを企画した 「Internal Relations and Communication Section (IRC) 」 はどんなところで、 なぜこのようなイベントを行っているのでしょう。
IRCのKennyさんとMiguelさんにお話を伺いました。

IRCは、 HENNGEメンバーのエンゲージメントやコミュニケーション、 コラボレーションの向上を目指し、 さまざまな活動をしています。
具体的には、 会社のビジョンや各部署の活動を確認する全員参加型イベント 「HENNGE All Hands」 の開催や、 組織の課題解決を見える化する社内アンケート調査、 社内メンバーが週1回ランダムで交流する場 「fun donut」 などを行っています。

HENNGEのハロウィンイベントについて言えば、 IRCが数年前から毎年ハロウィンパーティーを開いていました。 家族を連れてみんなでオフィスに集まったり、 食事やゲームなどを楽しんだりしていましたが、 昨年はコロナの影響で全社的なイベントはできませんでした。

今年のハロウィンイベントは、 コロナ以前のHENNGEにあった楽しい雰囲気を取り戻そうと企画しました。 1年以上もテレワークをしていると、 メンバーには疲労感や孤独感、 孤立感などが生まれてしまいます。 今こそメンバーのエンゲージメントを高め、 興奮を生み出すことが大切だと考えました。
結果的に、 最高に楽しくクリエイティブな作品が21も集まり、 132人が投票に参加してくれました!

コロナでさまざまなイベントが中止になる中、 萎縮せず、 今できる形でメンバーのエンゲージメントを高めようとしたというIRC。
その思いに、 メンバーたちも 「参加」 という形で応じたようです。

HENNGEのメンバーはとてもフレンドリーで面白く、 ふざけたこともできますが、 日々の仕事ではその一面を知ることはなかなかできません。 今回のようなイベントを通じて同僚の知らない一面を見ることで距離が縮まり、 仕事が楽しく効率的になればと思います。

活動を通じていつも感じるのは、 IRCの活動やイベントはHENNGEだから成り立っているということです。 今回のイベントが成功したのは、 誰もが参加可能なイベントを企画できるHENNGEのオープンな文化と、 協力的なメンバーのおかげだと思っています。 こんな環境でメンバーと仕事ができるのは、 とても素晴らしいことだと思います。

Kennyさんの話に出てきた、 HENNGEの 「オープンな文化と協力的なメンバー」 こそ、 まさに私が今回イベントに参加して実感したことでした。

初めてのイベントで戸惑っていた私に、 気さくに参加を誘ってくれた人、
社歴が浅く社内で知り合いがまだ少ない私を、 「着物ガイの仮装をした矢野さん」 として他の同僚との会話に巻き込んでくれた人、
メンバーのためにイベントを企画し、 運営するIRCのメンバー、
積極的に写真を投稿した参加者たち、
そして、 投票やslack投稿へのリアクションなどでイベントを盛り上げた人たち ・・・。

イベント全体を通して、 部署や国籍、 入社時期や肩書きなどにかかわらず、 みんなで何かを作り上げようという雰囲気が終始ありました。 全体の約2割がグローバルメンバーという、 HENNGEの特長の影響も大きいのかもしれません。
「アットホームな会社とは、 こういう雰囲気のことを言うんだろうな、とても素敵だな」 と感じました。

AirPodsは手に入れられなかったですが、 今回のイベントは、 私が持っていた 「アットホームな職場」 のイメージを、 大きくプラスに変えてくれました。
将来 「アットホームな職場」 とネットで検索したら、 関連キーワードに 「HENNGE」 が表示されるよう、 広報としてもっともっと会社の魅力を発信していこうと思いました。


※HENNGEでは一緒に、 変化する・チャレンジする、 メンバーを募集しています。 募集中の職種に関してはこちらをご参照ください。