サイバー攻撃への対策の必要性については、経営課題の一つとして認識されている状況にあるといえます。
しかし、サイバー攻撃等によるインシデントが発生した場合に、企業・団体等にどのような被害が発生するかという、金銭的なインパクトを示した資料は多くはありません。
インシデント発生時には各種対応以外にも、被害者からの損害賠償請求、事業中断による利益喪失などを想定すると、中小企業でも数千万円〜数億円単位の費用が発生してしまうことも予想されます。しかし、その費用を正しく認識している経営者は限られているのが現状です。結果として、経営者がセキュリティ対策の導入について二の足を踏むといったケースが見受けられます。
本記事では、NPO法人日本ネットワークセキュリティ協会が発行しているインシデント損害額調査レポート2021年度版の内容を基に、インシデントが起きた際に実際に発生する費用と対応について解説します。
資料の内容は以下の通りです。
- インシデント発生時の流れと事故対応損害について
- モデルケースと実際に対応にかかった費用
- HENNGE Oneで実現するクラウドセキュリティ