HENNGE の新規事業開発イベントの今

開始から3年! 新規事業開発イベント 「インスパイア祭り」 を振り返ってみた


2019年のインスパイア祭り社内ワークショップ

HENNGE は新規事業開発の加速化を目指し、 社内ピッチイベント 「インスパイア祭り (IM) 」 を、 2018年から毎年続けています。 (過去のIM に関する記事はこちら
IM 開始から3年以上が経ち、 どんな成果や学びがあったのか。 IM を主催するBusiness Incubation Management Section (BIM) のSai さん、 Zack さんに、改めてお話を伺いました。
こんにちは! 2018年にインスパイア祭り (IM) が始まって3年以上が経つんですね! 改めてIM の概要を簡単に確認させてください。
IM は毎年開かれる全社イベントです。 有志のメンバーがテーマに沿ってアイディアを応募し、 ピッチステージでプレゼンをして役員たちの審査を受けます。 評価が高かったアイディアは次のステップ 「若葉チャレンジ」 に進み、 顧客課題やその解決策となるプロダクト、 有料ユーザーを探しながら本格的に製品化を目指します。
「若葉チャレンジ」 は2019年から始めたのですが、 2019年はIM に応募した9チームのうち1チームが、 20年は13チーム中5チームが、 21年は4チーム中2チームが若葉チャレンジに進み、 製品化を目指しています!




そうなんですね! IM はこれまでに4回開かれていますが、 寄せられるアイディア数や参加者数などに変化はありましたか?
こちらのグラフにまとめました。




まず、 アイディア数は2018年以降、 382→9→13→4となりました。
参加者数は2018年以降、 111人→32人→42人→13人と変化しました。
1年目の2018年はすごく多いですね!
初めての年だったこともあり、 「Everyone inspires by everyone」 のコンセプトのもと、誰もが参加しやすくなるよう意識しました。
難しい条件はなく気軽に応募できたので、結果的にアイディアの数も多くなりました (笑)





なるほど。 でもきっとIM 参加への敷居は低くなったはずです!
2年目の2019年からは、 チームを組んでの応募になったんですね。
はい。 2年目からはより質を重視しました。
セールスや開発など、 異なる部署のメンバーが補い合い、 アイディアを交換し合えたらと考えました。
チーム制にした効果はありましたか?
この年、 セールスと開発メンバーでつくるチームがコミュニケーションツール 「Tekumi」 を発案し、 初めて社内でのサービスローンチまで進みました。




チームで取り組むことが、 良い影響を与えたんでしょうね!
一方で昨年2021年は、 アイディア数 ・ 参加者数ともに伸び悩んでいるように見えます。
いろんな要因が重なっていると思います。 この年にIMのスキームを変更したので、 それが理解されなかったのか、 長引くコロナ禍で心理的に落ち込んだ人が多かったのか。 。
2021年は、 主力製品のSaaS認証基盤 「HENNGE One」 の大幅アップデートもあり、 特にセールスやカスタマーサクセスのメンバーはIM への参加が難しかったかもしれません。
Sai さんが言ったように、 IM の質を上げるためにこの年以降、 参加者は早い段階から顧客課題の調査や顧客インタビューをする仕組みに変えたので、 そのトレードオフかもしれません。
なるほど。 IM に参加するメンバーの傾向はありますか?
もともと開発者が多かったのですが、 2年目の2019年からは、 セールスやカスタマーサクセス、 バックオフィスのメンバーにも積極的に参加してもらっています。 2021年には初めてデザイナーのメンバーの参加もあり、 UI、 UX のスキルをしっかり活かしていました。
幅広いメンバーが参加しているのはすてきですね! 最近のアイディアの傾向はありますか?
最近はAI に関するアイディアが目立ちます。 AI を活用したchatbot (自動会話プログラム) のアイディアもありました。 コロナ禍ならではの、 リモートワークもホットトピックでした。
どのアイディアにも共通して言えますが、 発案からブラッシュアップ、 評価までのプロセスの質が前より上がったと感じます。
メンバーたちが日々、 事業開発について学び続けているからこそ、 新しいアイディアに対して 「これは良い」 「ここは改善すべき」 と評価 ・ アドバイスし合えるようになったと思います。
学び続けるのは大変なことですが、 小さな芽を大きく成長させるには大切なことですね。
リモートワークの話がありましたが、 コロナ禍でオンライン開催したIM は大変だったんじゃないですか?
人と会う機会が減ったのは大変でした。 前みたいに、 オフィスでIM に参加してくれそうな人に 「このアイディアに興味あります?」 とスカウトすることも、 ホワイトボードにアイディアを書くこともできなくなりました。
そんな中で、 どんな工夫をしたんですか?
オンラインで、 参加希望者向けにワークショップを開いたり、 参加を迷っている人たちとコーヒーを飲みながらアイディアについて気軽に話す 「インスパイア祭り コーヒータイム」 を開いたりしました。
とにかくIM に参加する障壁を低くし、 気軽に参加できるように心がけました。


Zoomでの 「インスパイア祭り コーヒータイム」 の様子


参加したい人がチームメイトを簡単に探せるよう、 参加者の興味をもとにマッチングするアプリも作りました。 IM の最新情報を紹介するポッドキャストのような音声データも作り、 参加希望者からの質問に答えたりもしました。
普段はSlackなどテキストでのやりとりばかりなので、 音声データは面白いですね!
大変なことが多かったと思いますが、 コロナ禍のIMで良かったことはありましたか?
オンラインのIM ピッチイベントは、 社内の多くのメンバーが同時に視聴した数少ないイベントだったと思います。
オフィスに集まれないと誰もが感じていた時に、 お互いを応援したり認識したりできたのはとても良かったと思います。
確かにそうですね! コロナ前のIM はオフィスで開いていましたが、 主な参加者は開発メンバーと審査員の30-40人でした。
オンライン開催で気軽に参加できるようになったことで、 キックオフからピッチイベントまで、 毎回100人以上が参加してくれました。


オンラインで開かれた2021年のIM の参加メンバー (一部)


それは意外なメリットでしたね!
IMを始めて3年以上経ち、 見えてきた成果や課題はありましたか?
今年3月に発表されたばかりの 「HENNGE Connect」 のように、 IM で生まれたアイディアが若葉チャレンジを経て初めて市場にローンチされるなど、 IM を始めた頃に比べると本当に進化したと思います。
IM 初の製品ローンチ、 おめでとうございます! 「HENNGE Connect」 についてはまた別の記事でご紹介させてください!
ありがとうございます! HENNGE Connect チームと、 法務やセールス、 カスタマーサクセス、 マーケティングなどさまざまな部門の努力のおかげです。
一方で、 もちろん課題もあります。 参加者がメイン業務とIM の活動をどう両立するかや、 スキームを毎年どう強化 ・ 改善するか、 リモートワークが続く中で気軽にIM 参加を促すにはどうするかなど、 日々難しさを感じています。
メイン業務との折り合いについては、 参加者は勤務時間の20%をIM の活動に当てて良いという決まり事がありますよね。
ありますね。 でもメイン業務で大きなプロジェクトが動いていれば、 参加者はそっちにフォーカスしないといけず、 20%の決まり事があっても難しいです。 参加者の時間確保のために何をすべきか、 今後もっとリサーチしたいです。
IM の成果や課題について、 Zack さんはいかがですか?
私たちの活動について、 「リソース」 「プロセス」 「優先度」 の3つについて言うことができると思います。
まず、 「リソース」 について。 20%の勤務時間だと足りないとの声もありますが、 ある意味仕方ないと思います。 メイン業務があるのでIM を100%にはできませんし、 妥協も必要です。 まずは、 IM 参加者のリピーターをどう増やすかを考えていきたいです。
「プロセス」 については毎年改善を重ねてきており、 より良いスキームを作り上げられたと思います。
最後に 「優先度」 ですが、 私たちは、HENNGE 内でこの活動の優先度をもっと上げていきたいと考えています。 そのためにもIM の重要性をさらに広め、 訴えていきたいです。




私もIM の活動アピールの一助になれたらと思います!
最後に、 今後取り組みたいことを教えてください。
IM はメンバーの情熱に火をつけ、 市場に新しいサイコロを振る手段にまで成長しました。 とても誇らしく、 嬉しく思います。
これからもたくさんのメンバーに参加してもらえるよう、 IM のワクワク感を維持しつつ、 ベンダーの活用などで参加者が時間を効率よく使えるよう、 プロセスの効率化にも力を入れていきたいです。
Sai さんが言う通り、 すべて自分たちだけで構築しなくても、 ビジネスを生み出す新しい方法があるはずです。 周囲と協力し、 IM への参加がより魅力的になるよう努力したいです。
参加者が新規事業開発により取り組みやすくなるよう、 試行錯誤されているのが伝わりました! 今後もHENNGE の新規事業開発をどんどん盛り上げていってください。 ありがとうございました!

※HENNGEでは一緒に、 変化する・チャレンジする、 メンバーを募集しています。 募集中の職種に関してはこちらをご参照ください。