
HENNGE株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小椋 一宏)は、2026年10月1日、AI活用のガバナンスやコスト管理を支援するサービスを開発・提供する「HENNGE AI株式会社」を設立したことをお知らせいたします。新会社では、取締役以外の従業員を配置せず、業務全般に「AIエージェント」を本格導入する先進的な組織体制を採用。意思決定の迅速化を図るとともに、AIを活用した次世代組織モデルの実証実験に取り組みます。
■ HENNGE AI 設立の背景と目的
日本企業においてもAI活用が急速に進展し、非IT部門の従業員自らがAIエージェントの開発や利用を行う場面が増加しています。一方で、本格的な業務活用においては、LLM(大規模言語モデル)等のガバナンスやセキュリティの確保、運用コストの肥大化が大きな障壁となり、PoC(概念実証)の段階にとどまるケースも少なくありません。
HENNGEはこれまで、契約ユーザー数300万以上を誇るクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」を通じて、企業のIT環境におけるセキュリティおよびID管理のノウハウを蓄積してきました。これらの知見を基盤とし、企業内におけるAIエージェントの安全な開発・運用を強力に支援すべく、新会社「HENNGE AI」を設立しました。
■ 提供予定のAI Gatewayサービス概要
現在、HENNGE社内で活用している「AI Gateway」のシステムをベースとして、AIエージェントを安心・安全に運用するための新たなサービスを開発します。AI Gatewayは、複数の生成AIモデルを切り替えて利用でき、その利用状況を可視化、管理できるものです。
開発するAI Gatewayサービスの主な機能計画:
(1)ユーザー別の生成AIモデル管理:ユーザーやグループ単位で利用可能なAIモデルを割り当て、迅速な追加/変更/削除を可能にします。
(2)利用コストの可視化と制御: AIモデルごとの利用コストを算出し、認識しやすく可視化。予算に応じた上限の設定や利用ポリシーを適用できます。
(3)柔軟かつ強固なセキュリティ設定: 全社共通ルールからグループ/個人単位の権限制御まで、組織や用途に応じたセキュリティ環境を提供します。
(4)「HENNGE One」とのID連携: HENNGE OneのID管理基盤(IdP)と連携し、高度なシングルサインオン(SSO)や端末レベルでのアクセス制御を実現します。
(5)非人間ID(AIエージェント等)の統合認証基盤へ: 将来的には、AI GatewayサービスをAIエージェントやボットなど非人間IDを管理・認証する基盤へと拡張することを予定しています。
※(5)については、将来構想として位置付けております。
■ サービス利用イメージ
本AI Gatewayサービスは、用途に応じたフレキシブルな連携と高度なコントロールを実現。ITに詳しい開発者だけでなく、事業部門の担当者なども自分自身でAIエージェントを開発し、運用や活用が可能な環境を提供します。
- 生成AIチャットツール連携(Claude / ChatGPT 等) 一般的な生成AIアプリと連携し、利用コストや使用モデルを緻密にコントロールしながら、社内ユーザーのAI活用を推進できます。
- 開発ツール連携(Visual Studio Code 等) 普段お使いの開発環境からスムーズに接続し、開発効率の向上やセキュアなコード補完・生成を実現します。
- AIエージェント / ノーコードツール連携(Dify 等) Difyなどのエージェント構築プラットフォームと連携し、呼び出しコストを最適化・管理しながら高度なAIアプリケーションを運用できます。
■ 提供時期など
本AI Gatewayサービスの提供開始は当社の2027年度中(27年9月まで)を予定しております。ご利用料金や詳しい利用条件等は、サービス開始時にあらためてお知らせします。
■ 設立する組織体制の特色
新会社の設立は、「AIエージェントを最大限に活用してゼロから構築した場合、どのような組織構造が最適であるのか」を実証/検証する狙いもあります。以下のような視点で、利点と同時に課題を洗い出していきます。
- 「従業員ゼロ」のAI協働型組織: HENNGE AIに取締役2名以外のメンバーを置かず、開発やカスタマーサポート・マーケティングやバックオフィスなど多岐にわたる実務をAIエージェントが担当します。
- 本社との機能分担: 実践的な「人間とAIの協働モデル」を構築しつつ、営業活動および一部バックオフィス業務についてはHENNGE本社へ委託します。
HENNGE AI株式会社 代表取締役 今泉 健コメント
AI活用の障壁であるガバナンスとコストの課題は、自ら実践しなければ本質が見えないと考えています。HENNGE AIは、従業員を置かずAIエージェントが実務を担う組織を自ら実証し、そこで得た仕組みと知見の両方をお客様に還元します。企業のAI活用がPoCで終わらない世界を、実現してまいります。
※HENNGE AI設立への想いについて詳しくは、今泉のHENNGE note記事をご覧ください。
https://note.com/hennge/n/n02be46228ac5
HENNGE株式会社 代表取締役社長 小椋 一宏コメント
国内子会社を設立するのは初めてであり、HENNGE AIは新たな「変化(HENNKA)」と「チャレンジ(CHALLENGE)」です。当社はHENNGE Oneでクラウド時代のIT活用とセキュリティを牽引してきました。私たちはその次のステージとして、安全かつ効率的なAI活用、そしてAIと協働する次世代の企業組織の姿を見出していきたいと考えています。
【新会社概要】
会社名:HENNGE AI株式会社
所在地:東京都渋谷区南平台町16番28号 Daiwa渋谷スクエア
代表者:代表取締役 今泉 健(HENNGE株式会社 執行役員)
取締役 永留 義己 (HENNGE株式会社 取締役副社長)
設立日:2026年10月1日
事業内容:AI関連サービスおよびAI管理ツールの開発・提供、コンサルティング(FDE)
■HENNGE株式会社(へんげ)について
「テクノロジーの解放で、世の中を変えていく。」を経営理念に、テクノロジーと現実の間のギャップを埋める独自のサービスを開発・販売しているSaaS企業です。シングルサインオン(SSO)、アクセス制御、メールやファイル共有のセキュリティ、ゼロトラストに基づいた端末の防御・管理など多岐にわたる機能を備えた国内シェアNo.1のクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」、クラウド型メール配信サービス「Customers Mail Cloud」を提供しています。1996年11月に創業し、2019年10月、東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に上場しました。
社名の「HENNGE(へんげ)」は「変化(HENNKA)」と「チャレンジ(CHALLENGE)」を組み合わせ、あらゆる変化に挑むとの決意を表しています。
会社名:HENNGE株式会社
証券コード:4475
所在地:東京都渋谷区南平台町16番28号 Daiwa渋谷スクエア
代表者:代表取締役社長CEO 小椋 一宏
URL:https://hennge.com/
※ ITR「ITR Market View:アイデンティティ・アクセス管理/個人認証型セキュリティ市場2026」IDaaS市場:ベンダー別売上金額推移およびシェアにて、2025年度(予測)で1位獲得
<本リリースに関するお問い合わせ先>
HENNGE株式会社
Corporate Communication Division
TEL:03-6415-3660
E-mail: hennge-pr@hennge.com 担当:市嶋
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