シングルサインオン(SSO)とは? SSOの仕組みとメリット・デメリット&課題とその解決法

シングルサインオン(SSO)サービスのメリット・デメリット&課題とそれらの解決法を紹介します。

最新更新日: 2026/6/9

シングルサインオン(SSO)とは?

シングルサインオン(SSO)とは、ユーザーが一度のログインで複数のクラウドサービスやWebアプリケーションにアクセスできる仕組みです。これにより、ユーザーは複数のパスワードを覚える必要がなくなり、利便性が向上します。また、同じIDとパスワードを使い回すことによるパスワードリスト攻撃のリスクを回避できます。SSOサービスの利点には、利便性の向上とセキュリティの強化があります。

シングルサインオン とは

シングルサインオン(SSO)の仕組み

仕組みにはいくつかの方式があり、それぞれ異なる技術を用いて認証を行います。以下に、代表的な方式について詳しく説明します

フェデレーション方式
(SAML認証など)

SAML(Security Assertion Markup Language)認証と呼ばれる方式は、IdP(Identity Provider)を使用してシングルサインオンを実現します。 IdPにログインした後であれば、他のサービスを利用する場合はIdPから認証情報が送信されるため、ユーザーは自動でログインが可能になります。

エージェント方式

各Webサーバーやアプリケーションサーバにエージェントをインストールし、ユーザーの認証情報を中央の認証サーバに送信します。エージェントが認証を管理し、ユーザーは一度のログインで複数のアプリケーションにアクセスできます。

リバースプロキシ方式

リバースプロキシを介してユーザーの認証を行います。ユーザーはリバースプロキシサーバにアクセスし、認証が成功すると、プロキシサーバがユーザーの代わりにアプリケーションにリクエストを送信します。この方法は既存のアプリケーションを変更せずに導入できる利点があります。

代理認証方式

認証代理サーバがユーザーの代わりに認証を行います。ユーザーは代理サーバにログインし、代理サーバが各アプリケーションに対して認証を代行します。この方式は一度のログインで複数のシステムへのアクセスを簡便にします。

透過型方式

透過型サーバーと呼ばれる中継サーバーを介してシングルサインオンを行います。透過型サーバーはユーザーがWebアプリにアクセスした際、必要に応じてログイン情報を送付することでシングルサインオンを実現しています。

シングルサインオンのメリット

主なメリットとして以下があります

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利便性の向上

シングルサインオン(SSO)は、一度のログインで複数のアプリケーションやサービスにアクセス可能にし、パスワードの入力を省略します。これにより、ユーザーのログイン手続きが簡素化され、業務効率が向上します。

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セキュリティの強化

SSOは、複数のサービスで強固な認証を実現し、パスワード管理を一元化します。これにより、パスワードの使い回しや漏えいリスクを低減し、セキュリティが強化されます。

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管理の容易性

SSOは、IT管理者がユーザーアクセスを集中管理できるため、アカウントの作成や削除が簡単に行えます。また、アクセスログの一元管理により、監査やコンプライアンス対応が容易になります。

シングルサインオン (SSO) の
デメリット&課題とその解決法

いくつかのデメリットと課題がありますが、HENNGE Oneがそれを解決します。

デメリット&課題その1

複雑な設定と統合

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既存のシステムやアプリとの統合が必要です。設定は技術的に難しく、専門知識が必要になります。

解決法その1

HENNGE Oneは、
連携マニュアルが豊富です。
無償の検証サービスもあります。

HENNGEは、さまざまなSaaSとの連携を検証し、マニュアルを提供します。導入実績がないクラウドサービスとの接続検証も無償でサポートします。

デメリット&課題その2

依存性の増加

icon access limit

SSOシステムがダウンすると、すべてのシステムへのアクセスが制限されます。これにより、業務に大きな影響が出る可能性があります。

解決法その2

HENNGE Oneは、
高い可用性を提供します。
万が一の保証もあります。

HENNGE OneのSSOサービスは、高い可用性を持ち、安心して利用できます。また、月間稼働率が99.9%未満の場合、翌年の契約料金を減額します。

デメリット&課題その3

セキュリティの強化

icon construction

フェデレーション方式のIdPでは、多要素認証(MFA)や強力な暗号化、継続的なセキュリティ監視が必要になります。

解決法その3

HENNGE Oneは、
強固なセキュリティを提供します。

SSOとMFAを組み合わせて、不正アクセスを防ぎます。ランサムウェアなどのリスクも低減します。

デメリット&課題その4

コスト

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導入や運用コストを適切に管理する必要があります。長期的な費用対効果を考えた計画が必要です。

解決法その4

HENNGE Oneは、
連携SaaS数での課金がありません。

HENNGE Oneは連携SaaS数で課金しません。将来のクラウドサービスの増加にも対応できます。

HENNGE Oneは、高い可用性を提供し、システムダウン時のリスクを最小限に抑えます。多要素認証(MFA)を導入し、ユーザーアカウントを強力に保護します。これにより、ユーザーは一度のログインで複数のシステムに安全にアクセスできます。企業全体のセキュリティと効率性が向上します。400を超えるクラウドサービスに連携可能で、国内シェアNo.1のクラウドセキュリティサービスです。

HENNGE Oneのシングルサインオン(SSO)ポータル

HENNGE OneのSSOポータルでは、ユーザーごとに各サービスへのログインURLをまとめています。

img: HENNGE Oneのシングルサインオン(SSO)ポータル

利便性の向上

ポータルにサービスのリンクアイコンを表示します。ユーザーはログインページを探す手間が減ります。

カスタマイズ性

管理者はユーザーごとにサービスの表示・非表示を設定できます。ユーザーは表示順を並べ替えられます。

2つのログイン方法

HENNGE One(SSOサービス)にログインする方法と、各クラウドサービスへの直接ログインがあります。

シングルサインオン(SSO)のよくある質問

クラウドサービスが増え、認証管理が複雑化しています。どのような対策が必要ですか?

クラウドサービス利用が増えると、サービスごとにID・パスワード管理が分散し、ID・認証管理の複雑化や、不正ログインリスク、運用負荷増加につながる場合があります。

そのため近年では、SSO(シングルサインオン)による認証統合に加え、多要素認証(MFA)やアクセス制御を組み合わせた認証基盤を導入する企業が増えています。

特にゼロトラスト環境では、「誰が・どこから・何にアクセスするか」を継続的に検証することが重要とされており、認証管理の一元化が求められています。

HENNGE Oneでは、SSO・MFAやアクセス制御(IP制限・デバイス制御など)を統合的に提供し、安全なクラウド利用環境の構築を支援しています。

シングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)を導入すると、どのような効果がありますか?

SSOや多要素認証を導入することで、複数クラウドサービスの認証管理を効率化しながら、不正ログインリスク低減やパスワード運用負荷軽減につながる場合があります。

また、情報システム部門によるID管理の一元化や、利用状況の可視化を進めやすくなる点もメリットの一つです。

HENNGE Oneでは、SSO・MFAによる認証強化と、複数クラウドサービスのID・認証管理の一元化を支援しています。

Microsoft 365のシングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)は、標準機能だけで十分ですか?

Microsoft 365(Microsoft Entra ID)の標準機能でも基本的なシングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)は利用可能です。

しかし、他社SaaS(Salesforce、Box、kintoneなど)も含めた高度なアクセス制御(特定のIPアドレスのみ許可、会社が認めたデバイス証明書端末のみ許可など)をMicrosoft 365の機能だけで実現しようとすると、高額な上位ライセンスへのアップグレードが必要になり、設定・運用コストも肥大化するという課題があります。

HENNGE Oneを組み合わせることで、追加のライセンスコストを抑えながら、日本の組織特有の「きめ細やかなアクセス制御」を直感的な管理画面で一元管理できるようになります。

シングルサインオン(SSO)だけでクラウドセキュリティ対策として十分ですか?

SSO単体ではクラウドセキュリティとして不十分です。SSOは複数サービスの認証を1つに集約する仕組みのため、万一その認証情報が窃取された場合、連携する全サービスへの不正アクセスにつながるリスクがあります(単一障害点の問題)。

そのため現在では、SSOに加えて多要素認証(MFA)を組み合わせ、さらにアクセス制御(IP制限・デバイス認証など)で「正規の認証情報を持つ攻撃者」からのアクセスも防ぐ構成が一般的になっています。

HENNGE Oneでは、SSO・MFA・アクセス制御を統合的に提供し、SSO単体では防げないリスクをカバーします。

クラウド利用が増えると、なぜ認証強化が必要になるのですか?

クラウドサービス利用が増えると、ID・パスワードの管理対象が増加し、不正ログインやアカウント管理漏れなどのリスクが高まる場合があります。

また、リモートワークやモバイル利用が一般化したことで、社外からクラウドへアクセスするケースも増えています。

そのため、シングルサインオン(SSO)による認証統合や、多要素認証(MFA)による本人確認強化、アクセス制御による利用制限などを組み合わせたセキュリティ対策が重要視されています。

HENNGE Oneでは、こうしたクラウド時代の認証課題に対応するための機能を提供しています。

シングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)で重要視される「ゼロトラスト」とは何ですか?

ゼロトラストとは、「社内ネットワークだから安全」とは考えず、すべてのアクセスを「常に検証」するというセキュリティの考え方です。

クラウドサービス利用やリモートワークの普及により、従来の「社内=安全」という前提でのセキュリティ対策が難しくなったことから、近年ではゼロトラストの考え方が重要視されています。

そのため、シングルサインオン(SSO)による認証統合や、多要素認証(MFA)による本人確認強化、アクセス制御などを組み合わせた認証・ID管理基盤の整備が求められています。

HENNGE Oneでは、SSO・MFA・デバイス証明書によるアクセス制御を組み合わせた認証・ID管理基盤として、ゼロトラスト実現の第一歩を担います。加えて、エンドポイントセキュリティやVPNに依存しないネットワークアクセス制御、メールセキュリティなど、ゼロトラストの各レイヤーをカバーする製品群とあわせて活用することで、クラウド時代に求められるトータルなゼロトラスト環境の構築を支援します。

まとめ

シングルサインオン(SSO)は、利便性とセキュリティを両立させる重要な技術です。HENNGE Oneは、これらのデメリットや課題に優れた解決策を提供します。企業や組織が情報セキュリティを強化し、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、HENNGE Oneの導入をご検討いただけたら幸いです。

シングルサインオン(SSO)は、IDaaS(Identity as a Service)ソリューションと密接に関連しています。IDaaSは、クラウドベースでID管理と認証を提供します。これにより、SSOの実装が容易になり、管理が一元化されます。組織全体のセキュリティが強化されます。
IDaaSについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ「IDaaSとは?」のページをご覧ください。