サイバーセキュリティ対策とは?
代表的な対策一覧

最新更新日: 2026/2/24

サイバー攻撃が根絶することは、まずありません。企業が個人情報や重要情報を保有し続ける限り、そうした情報が価値をもち続ける限り、サイバー攻撃は“金になる”ので、この世から無くなることはないのです。そうした中で、企業がサイバーセキュリティ対策を構築したり、維持することはとても大変なことです。しかし、確実なサイバーセキュリティ対策を取らなければ、それ以上の損失が発生してしまうことも事実でしょう。皆さんの企業では、現在どのようなサイバーセキュリティ対策を取っているでしょうかその対策は適切で、十分なものでしょうか。

ここでは、サイバーセキュリティ対策の種類について一覧で紹介していきます。「自社に足りてないサイバーセキュリティ対策があった」という気づきのきっかけになれば幸いです。

 目次

  1. 特に悪質なサイバー攻撃の種類
  2. 意識対策
    1. サイバー攻撃は日常に存在するものだと認識する
    2. サイバー攻撃に対する知識を付ける
    3. サイバー攻撃への対策方法を知る
    4. そうした情報を組織内で共有する
    5. 少しでも怪しいと感じたらクリックしない
  3. 物理対策
    1. オフィスの施錠管理を徹底する
    2. パスワードを難解なものに設定する
    3. パスワードを定期的に変更する
    4. パスワードを人に教えない
    5. 外部ネットワーク用の端末を設置する
  4. 技術対策
    1. SOC(Security Operation Center)を設置する
    2. 基本サイバーセキュリティ対策を怠らない
    3. ソフトウェアは常に最新の状態を維持する
    4. サイバーセキュリティシステムを導入する
  5. まとめ

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特に悪質なサイバー攻撃の種類

数あるサイバー攻撃の中でも、特に悪質なものが「標的型攻撃メール」と「Webアプリケーションを狙った攻撃」です。

標的型攻撃については度々報道されているので、ご存知の方も多いと思います。簡単に言えば、特定のターゲットに対しウイルスに感染されたメールを送り付け、端末を感染させ、内部ネットワークへの侵入や情報搾取を行うための攻撃です。

この攻撃が悪質な理由は、非常に狡猾な手口にあります。攻撃者がターゲットとなる人物の身辺調査を行った上で、思わず添付ファイルを開いてしまうようなメールを送信します。取引先を装ったり、ターゲットが興味を持ちそうな内容にしたり、ときにはある程度やり取りをして信頼関係を築いた上で、ウイルスに感染したメールを送り付ける場合があります。

こうした標的型攻撃を、意識対策のみで防御することは非常に困難です。

もう一つのWebアプリケーションを狙った攻撃とは、噛み砕いて言えばWebサイトを狙ったサイバー攻撃のことです。Webサイトを構築するために欠かせないソフトウェアであるWebアプリケーションは、脆弱性(サイバーセキュリティ上の欠陥)が多く発見されやすいソフトウェアです。

その脆弱性が発生するのはソフトウェア設計者のちょっとしたミスであったり、Webサイトを構築する際の過程に問題があったりと、理由は様々です。一つ言えることは、どんな脆弱性であれ重大なサイバーセキュリティ事件に繋がる可能性があるということです。

加えて、最近では個人情報を保有するWebサイトが増えています。そうしたWebサイトのWebアプリケーションを狙ったサイバー攻撃が、かなり横行している状況です。

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意識対策

サイバー攻撃は日常に存在するものだと認識する

サイバー攻撃とは少ないようで、日常に存在するものです。事実、9割の企業は潜伏するサイバー攻撃に気付けず、外部からの報告で初めて認識するという調査結果もあります。さらに、企業規模も問いません。大企業も中小企業も、等しくサイバー攻撃の脅威に晒されています。

サイバー攻撃に対する知識を付ける

標的型攻撃とは何かSQLインジェクション攻撃とは何かこうした知識を身に付けることは、情報セキュリティへの深い理解につながります。何事においても「まず敵を知る」ことが大切なように、サイバー攻撃について知ることも大切です。

サイバー攻撃への対策方法を知る

一つ一つのサイバー攻撃に対して、具体的な対策方法を知る必要があります。その対策を講じるか講じないかは別として、企業のサイバーセキュリティ環境を深く考える上では欠かせません。

そうした情報を組織内で共有する

上記のようにして知り得たサイバー攻撃やその対策といった情報は、必ず組織内で共有します。組織全員のサイバーセキュリティ意識を高めるだけで、企業のサイバーセキュリティ対策は飛躍的にアップします。

少しでも怪しいと感じたらクリックしない

知らないメール、あるいは取引先ではあるがなんだかいつもと違うメール。このように、少しでも「怪しい…」と感じたメールに関しては、クリックしないのが基本です。最近ではメールを開封しただけでウイルスに感染してしまうようなサイバー攻撃もあります。

物理対策

オフィスの施錠管理を徹底する

サイバー攻撃と聞くと、外部ネットワークから社内ネットワークへ侵入しようとするものというイメージが先行しがちですが、実は内部犯行によるサイバー攻撃も少なくありません。従って、オフィスの施錠管理は必須です。

パスワードを難解なものに設定する

サイバーセキュリティ対策の基本であるパスワードは、必ず難解なものにします。英数字や記号を組み合わせれば、よほどのことが無い限りパスワードによって端末は保護されます。

パスワードを定期的に変更する

ただし、設定したパスワードを長期にわたって使い続けることは危険です。パスワードクラック(パスワードを割り出す手法)を用いれば、パスワードが漏れてしまうのは時間の問題です。そのため、定期的にパスワードを変更することで、漏えいを防ぎます。

パスワードを人に教えない

たとえ社内の人間であっても、パスワードを教えてはいけません。それが上司であってもです。サイバー攻撃の中には、ソーシャルエンジニアリングといった直接本人からパスワードを聞き出し、悪用するといった事件もあるのです。

外部ネットワーク用の端末を設置する

外部ネットワークからの不正侵入が心配であれば、外部ネットワーク用の端末を設置して、内部ネットワークとは隔離するといった方法があります。端末としての利便さは低下するかもしれませんが、サイバーセキュリティ対策は確実に強化されます。

技術対策

SOC(Security Operation Center)を設置する

SOCとは、セキュリティログの監視やサイバーセキュリティ事件が起きたい際の対処を専門とする組織です。近年では、このSOCを社内に設置する企業が増えています。SOCを社内に置くことで、スピーディな対処が可能です。

基本サイバーセキュリティ対策を怠らない

ウイルス対策ソフトやファイアウォールといった、基本サイバーセキュリティ対策を怠ってはなりません。そもそもサイバーセキュリティ対策に完璧はなく、複数のサイバーセキュリティ対策によってそれぞれの弱点を補うことが大切です。

ソフトウェアは常に最新の状態を維持する

サイバーセキュリティ対策において最も基本かつ簡単に行えるのが、ソフトウェアの更新です。古いバージョンをいつまでも使用していることは、脆弱性を放置している状態と同じです。これではいつサイバー攻撃を受け、重大なサイバーセキュリティ事件につながるかわかりません。

サイバーセキュリティシステムを導入する

Webアプリケーションを守るWAF、社内ネットワークを監視するIDS / IPS、検出したウイルスを隔離するサンドボックスなど、現在多くのサイバーセキュリティシステムが提供されています。いずれもサイバーセキュリティ対策を強化する上で重要ですが、すべてを導入する必要はありません。

ただし、WAFとIDS/IPSについて積極的に導入を検討するのがいいでしょう。

まとめ

サイバー攻撃に対するサイバーセキュリティ対策は、難しいものばかりではありません。今すぐに始められるサイバーセキュリティ対策もたくさんあります。むしろそうしたサイバーセキュリティ対策こそ、日々のサイバー攻撃防止に繋がると言ってもいいでしょう。

今回紹介したサイバーセキュリティ対策の中で「まだ実践していない」というものがあれば、ぜひ実践してみてくだい。そうすれば、今よりもずっと、強力なサイバーセキュリティ対策を講じれるはずです。

HENNGE株式会社のサービスHENNGE One Cybersecurity Edition(サイバーセキュリティ エディション)には、サイバー攻撃の主要な侵入経路であるメール脅威対策と、標的型攻撃メール対策訓練があります。また、HEENNGE One Identity Editionのシングルサインオン(SSO)による強固なID管理を組み合わせることで、より包括的でシームレスなセキュリティ体制を、スムーズかつ低コストで実現します。